会社経営すれば…年収1000万円稼げば…強者になれると思っていた
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「会社経営しています!」とか、「年収1000万円稼いでいます!」って、カッコいい響きがありますよね。
そこにたどり着けば、自分はスゴイ人になれそうな気がしていました。
それで私は、20代・30代と仕事をすることを第一優先にしていまして、最大瞬間風速的ですが、ちょっとだけそういうのを味わったことがあります。
でもやってみたところで、ぜんぜんすごくもないし、「これじゃないな」という事に気づきました。
ということで、強者になれなかった話をしてみたいと思います。
世の中は不公平にできている
会社社長って、仕事ができるわけでもなく「えっこの人が?」という人もいますし、なんだかよくわからないラッキーで年収1000万円稼いでいる人もいます。
だから、それだけで、すごいとかはないです。
尊敬できてスゴイ人は、会社経営をしていたり、年収1000万円以上という場合もありますが、全然稼げていなくても尊敬できる人はいます。
そこじゃないんですよね。
そして、残念ながら、いまの日本社会はとても不公平で、学歴とかコネとか男であるとか・・・特定の条件によって、強者として優遇されている人がいます。
多分、正攻法でそういうわかりやすい強者になろうとしても難しいです。
そして、肩書とか名誉とかお金とか、そういうところを求めても、キラキラしたものは手に入りません。
会社経営しても強者になれなかった
私は、一昔前のWEB制作ブームにのって会社起業をしました。
コネはいっさいなし、無名のゼロからのスタートだったので、まずは知り合いのWEBサイトを作らせてもらうところからスタートし、スタッフを数人抱えて、上場企業のWEBサイトを受注できるまで拡大することはできました。
スタート時に比べればWEB制作会社を経営していることは強者にみえます。
でも、実態は・・・やっていることは、最初の頃と全然変わりませんでした。
個人よりも法人の方が大きな案件を受注しやすい面はあります。
でも、法人になっても、より大きな会社だったり、大手広告代理店とのつながりがある法人だったり、強い会社はごまんとあります。
結局、自分たちよりも強いところに、こき使われたり、厳しい条件で作業せざるをえなかったり、利益が少なかったり・・・
すこし収入が上がったり、規模が大きくなったりしても、この構図は変わりません。
自分よりちょっと先を行く、強者のように見える人も・・・ごく一部の上位数パーセントの本当の強者以外は、ほとんど変わらない「弱者」です。
弱者でも幸せになれる
自分は弱者であると諦めることは、私にとって大きな収穫でした。
ちょっと収入があがっても、見栄を張る意味はないんです。どうやったって弱者なんですから。
といっても、弱者は幸せになれないということではありません。
恵まれた環境で、たまたま強者として生まれた人が必ずしも幸せな人生ではありません。
権力争い・スキャンダル・世の中から総バッシング・犯罪に巻き込まれるリスク・お金を狙われるリスク・家庭崩壊・・・
強者に見えるからこそのデメリットもたくさんあります。
つまり、弱者であっても、本当に自分にとって必要なモノを見極め、無駄遣いをせず、見栄を張ったりしなければ、そんなにたくさんのお金がなくても幸せに生活していけます。
そして、幸い、インターネットの普及によって、強者が経営する会社に所属させてもらわなくても収入を得る方法が色々あります。
まぁ、とはいえ、どの分野にも強者はいるし、理不尽なこともありますが・・・
それでも、個人や家族がなんとかやっていける弱者なりのやり方があると、私は感じています。
ミニマリスト的な無駄を省いた考え方で生きる事。ネットを活用して弱者なりの収入を得ていく事・・・
これは、弱者が幸せに生きる方法の一つです。
とはいえ最近は、どんどん時代の変化がはやくなっていて、収入を得る事って難しくなっています。会社員でさえも危うくなっているくらいですし、ルールや基準がすぐに変わるので、試行錯誤の日々ですが・・・
私と同じように、こういった生き方に可能性を感じている方にとって、なにか参考になる事を発信出来たらいいなと思っています。