「嘘みたいな本当の話」内田樹・高橋源一郎

作成 2014年3月7日 （2024年3月29日更新）

息抜きにエッセイなどのちょっとした軽い本を読むのが好きです。

ここのところ内田樹さんの考え方が気になっていくつか本を読んでいるのですが、彼に環境しているからという理由ではないのがいつもの私と違うところです。

彼は、リアルの知り合いにいたら気が合わなそうだったり、ちょっと嫌な感じがして敬遠しそうなタイプなのですが、だからこそ、どんな考え方をしているのか興味があるのです。

全然共感できなかったり、訳が分からないこと言ってるなぁと思いながらザクザクと読み進めるのもこれはこれで面白い。

けれども、あまり心地よくはなく、読書もすすみません。ということで、今回はもう少し気楽に読める本を選んでみました。

短い文章が好き

私は少ないものや、小さいもの等無駄を省いたものが好きなので、文章も短いほうが好きです。

本を読むことは好きだけれど、短い文章が好きだし、長文は集中力が続かなかったり理解力がついて行かなかったりであまり読めません。

読書筋を鍛えて、もっと色々な本を読みたいけれど、目下修行中

それで、やっぱり、この本の様な文字開構成の文章は楽しめるし好きだなぁと思いました。

一番気に入った話

世の中には嘘みたいな本当の話があるものですが、この本の中で一番気に入ったのは、「同性か衣装の時に彼女にあげたベッドがまわりまわって戻って来た話」です。

そんなことってあるの？

ありえない様なひどい災難はつらいですが、驚ろきは自分の世界を広げてくれるので体験したい。

私に起こった嘘みたいな本当の話

最近の私の身の上には「嘘みたいな話」はおこっていないな…つまらない人生だ…なんて思いながらこの本を読んでいたら、面白い出来事がありました。

犬の散歩中にドバイに家族がすんでいるとかいうゴリゴリのアラブ系の20代の男の子からロマンス詐欺のような声掛けをされたのです。

つたない英語で「私50歳位なんだけど」と言ったら、 beautifulだから、no problem. LINE教えてくれ！とすごんできました。

少しは若く見られたっぽい事は嬉しかったけれど、異国の地で30歳も年上の異性にお世辞を言って騙そうとするなんて、哀れな人だなと･･･。なんだか心が痛んできてしまいました。

まぁ私としては、ちょっとした英会話の練習もできたし、イスラム文化とか外国人事情について身近に感じて動画などで色々調べて知識と理解が深まるきっかけになったりしたし、面白い話のネタが一つできたなという感じです。

とはいえ、周りを見渡してみると外国人って本当に増えたなぁ、そして日本人は高齢者ばっかり、それからうちの近所の治安ってあんまりよくないのかなぁと…、こんな田舎道で起こった嘘みたいな本当の話でした。

「嘘みたいな本当の話」内田樹・高橋源一郎

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