「真夏の死」三島由紀夫
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久しぶりの三島由紀夫ということで、短編集を手に取りました。自選ということで、収録されているのは、「煙草」「春子」「サーカス」「翼」「離宮の松」「クロスワード・パズル」「真夏の死」「花火」「貴顕」「葡萄パン」「雨のなかの噴水」
短編集は、自分の好き嫌いの傾向が見えるのが面白い。
なので、心に残った作品と覚書を書き残しておこうと思います。
翼
翼が生えているのでは?という発想が好き。
見える人には見える。分かる人にはわかる。そして、自分だけがわかっているという一人遊びの妙。
それから、明治・大正から昭和初期位の貴族階級とか育ちがいい人たちだけの世界特有の習慣や考え方や空気感に憧れがあるのかもしれない。
離宮の松
ちょうど少し前に、浜離宮公園に行ったので、状況をリアルに思い描けて良かった。
生まれつきの不遇な境遇の中で逃げ出すチャンスがあった時、私ならどうするだろうか?
それから、美しい恋もいいけれど、自立して自由に生きる事を一番欲しているところには共感した。
真夏の死
下田の東急ホテルをイメージして書かれたのだろうか。救いがなくてつらい物語だった。
つらい時って、いくつかの事柄が重なる場合が多いように思う。モノの見方が悲観的になるからそう感じるのかもしれないが。
そして、何よりつらいのは、責める人がいなかったり、当たるものがなかったり、これが原因だと押し付ける要因がなかったりすること。
せめて、自分の脳内だけでも、納得し、しょうがなかったんだと思えるところにもっていかないと苦しすぎる。
雨の中の噴水
丸の内の和田倉噴水公園のイメージ。序盤はジメジメした雰囲気で嫌な気持ちで読み進めていたけれど、展開がよかった。
あっけらかんと生きていくのって大切かもしれない。自分が気にしなければ重くとらえられずに済み、悲劇を回避できたりする。
明るくポジティブな性格は得だ。
ほんの少しだけ心の残った作品
「煙草」中高生男子の先輩後輩の上下関係というシチュエーションは三島作品によくあって、またこれだ…と思ってしまう。他意はないんだけど、好きだよねぇ~と。
「サーカス」なんかちょっと嫌な後味が残る。世の中の大体のことは、どこかで誰かが純粋とか情弱とかを搾取してる狡さがある。
「葡萄パン」葡萄パンしかなくってそれをかじりながらっていう絵がやけに思い浮かぶ。線画とか細い線の版画みたいな感じ。山本容子の挿絵が似合いそうなアンニュイな感じ。
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