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棕櫚箒(シュロほうき)【ミニマリストの掃除道具】高級棕櫚箒を選ぶお金の使い方

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私は高級なものをあまり買ったことがないのですが、先日、ほうきを買い替えたいと思い、高級なほうきを購入しました。

といっても、お値段は1500円位。1000円台という金額自体は、高くありませんが、ほうきは100円ショップで気軽に買えますので、10倍以上の値段ということになります。

節約系ミニマリストの私が、最安値の商品に比べて10倍の値段のモノを選ぶのは、かなり珍しいお金の使い方です。

そこで、高級な棕櫚箒を買うに至った経緯と、選んだ理由、使い心地から、ミニマリストのお金の使い方についてご紹介してみたいと思います。


掃除道具として箒(ほうき)を選んでいる理由

まず、私がなぜほうきを使っているのかについてですが・・・

以前は、ずっと掃除機を使っていて、スティック型の安い掃除機で、特にこだわりはありませんでした。

普通に掃除はできていたので、特に不自由を感じることはなかったのですが、ある日突然、焦げ臭いにおいと火花が散る体験をしまして、製造元に問いあわせたところ、返金対応をしてくださいました。

電化製品って、不良品に当たってしまう可能性はあるんですよね。機械ものなので、仕方がない面があるかと思います。 とても親切な対応をしてもらったこともあり、同じメーカーのモノをすぐに買い替えようと思ったのですが、焦げ臭いにおいと火花を思い出したら、ちょっと掃除機を使うことがが嫌になってしまい、なりゆきで、ほうきで掃除をするスタイルがはじまりました。

それから、持ち物を減らして部屋の掃除がしやすくなったりもして、気づいたら、約1年。 ほうきで掃除をするスタイルがすっかり定着して、今日にいたります。

こんなに続くとは思っていませんでしたが、頑張って続けた感じではないので、今の私の生活スタイルに合っているのかもしれません。

箒を使った掃除のやり方

掃除のやり方としては、ほぼ毎日フローリングの床を一通り掃いており、2週間に1回位、からぶきか水拭きで雑巾がけをします。

冬は、スリッパをはいているので、床の汚れはあまり気になりませんが、夏は、はだしで過ごしている為、ざらつきはちょっと気になります。

なので、もう少し雑巾での拭き掃除の頻度を上げる必要があるけど、面倒くさいので、どうしようかなぁ・・・という悩みは、すこし抱えていました。

100円ショップの安い箒

そして、使っていたほうきについては、100円ショップで売っているプラスチック製のほうきでして、白と黒の配色がシンプルで気に入っていました。

でも、毎日使っていると、半年ほどで、箒の先がばらばらと曲がって癖がついてしまい、埃が絡まってくっついたままとなり、ゴミが取れにくくなってしまうのです。

100円という値段の安さを考えると、耐久性としてはこんなものかな・・・ 半年に1回ペースで買い替えれば、いいかな・・・ と思っていたのですが・・・ ミニマリズムを実践していく中で、プラスチック製品はなるべく使いたくないという気持ちの変化がありまして、100円ショップで購入できるプラスチックのほうきではなく、木などの自然な素材のほうきのほうがよいのでは?という考えが浮かんできました。

棕櫚箒との出会い

そこで見つけたのが、「棕櫚ほうき」です。 シュロとは、ヤシの木の一種で、その木の皮を束ねたほうきが伝統工芸品となっています。

そして、昔ながらのほうきであるにもかかわらず、シュロの樹皮は植物性油脂を含んでいるので、フローリングの床を、ワックスをかけたようにつややかにしてくれる効果も期待できるとのことです。 ということで、今回、棕櫚箒を購入してみました。

プラスチックの箒と棕櫚箒の違い

プラスチックのほうきと棕櫚箒を並べて、比べてみると・・・ 素材の違いで見た目の雰囲気がだいぶ違います。

この棕櫚箒は、柄の部分が竹で、穂先が棕櫚。棕櫚を束ねて巻き付けているのには銅線が使用されています。

穂先の部分を比べてみると・・・ プラスチックのほうきは、固くてとげとげとした印象ですが、棕櫚箒は、とてもしなやかでありながら、こしがあって、強さがあると感じました。 また、穂先の厚みも、棕櫚箒のほうが、3倍近いボリュームがあります。

そのぶん、重量は増えるので、棕櫚ほうきは、慣れるまで重たいという話を聞きました。 確かに、ちょっと重いです。 でも、ふさーっとしていますので、ごみは良くとれそうです。

ちなみに、棕櫚箒の使い始めの時は、こんな感じで、棕櫚の繊維からでる粉が、バラバラと落ちてきます。

通販サイトのレビューに「粉が出てきて使い物にならない!」という内容が書き込まれていましたが、最初だけです。

使い方によって個人差があると思いますが、私は、3回目の使用で気にならない位の粉の量になりました。

棕櫚箒を使ってみた感想

使用感についてですが、プラスチックのほうきに比べると、ずっしりとした手ごたえを感じます。

しっかりとゴミをからめとってまとめていっているという感触が、伝わってくるようです。

でも、しなやかなタッチで、とても静かに床を掃くことができます。

自然素材で作られたものは、「やさしい」という表現がよくされますが、まさに、その言葉がぴったりとくるほうきだと思いました。 掃除が楽しくなりそうです。

棕櫚箒はどのくらいゴミをとれるのか?

それから、ゴミをとる力がどのくらいであるのかについて、「掃除機の通販でよく見かける実験」のまねごとをちょっとやてみました。

フローリングの床に置いたのは、粉洗剤です。 プラスチックのほうきと棕櫚箒で、それぞれひと掃きずつしてみます。 まず、プラスチックのほうき、そして、しゅろほうきです。

結果は、非常にわかりにくいですが、左側の端方をみると、若干、棕櫚箒のほうが、きれいに掃くことができているような気がします。

この実験結果では、違いはそれほどないように見えますが、実際にフローリングの床を掃いてみた感想としては、あきらかに、棕櫚箒の方がキレイになっていると感じました。

根拠は、足の裏の感覚です。 私は、最近は家の中でははだしで過ごしているので、ざらざらしているかどうかは、日頃から感じていました。

プラスチックのほうきの場合、雑巾で拭き掃除をしないと、いまいちだと思っていました。

一方、棕櫚箒で掃いたところは、ぞうきんなしでも、まぁいいっかな・・・という仕上がりになっています。

まぁ、使い始めたばかりなので、そう思うのかもしれませんが、今のところ、よい買い物ができたと満足しています。

高級箒のお買い物方法

ということで、私が購入した棕櫚ほうきについてのご紹介でした。

最後に、自分としては、お得に購入できたとおもっているので、その買い物方法というか、お金の使い方についても、ちょっと話してみたいと思います。

棕櫚箒をネットで検索すると、相場は、3000円から5000円くらいのようです。 ほうきに5000円って、かなり高い印象ではないでしょうか。

調べてみると、伝統工芸品のブランド品であることが分かりました。 伝統職人さんの作ったモノであれば、信頼できそうですし、魅力を感じたのですが、私は、棕櫚箒自体、使うのが初めてだったので、まずは、なんでもいいから棕櫚箒というものを使ってみたい。 なので、もう少し安いものはないかな・・・ということで、探したところ、今回、1500円位の棕櫚箒を見つけました。

ブランド品ではありませんが、手作りの棕櫚箒です。 レビューにも、「ブランドの棕櫚箒を使っていましたが、作りもほぼ同じ」という書き込みがあったので、購入を決めました。

棕櫚箒を使い込んでいくうちに、「伝統職人さんのつくったほうきを使ってみたい」という、さらなるこだわりが出てくるかもしれません。

でも、今の私にとっては、棕櫚という素材のほうきを使ってみることが目的だったので、自分に合ったよい買い物ができたと思っています。

高級箒か?高級掃除機か?ミニマリストのモノ選びについて考え

お金の使い方として、ブランド品やみんなが使っている人気の品は、良さそうにみえますが、私は、自分にとって、その商品に求めることは何かをよく考えると、安く購入できることもよくあると思っています。

「みんなが良いと言っているから、よいモノだろう」という考えが、混じってくると、冷静な判断ができなくなり、自分にとっては必要がない価値にお金を出してしまう可能性があります。

オーバースペックであったり、自分には理解できない専門的な細かい違いだったり・・・です。

例えば、私は、以前に、ダイソンの掃除機が欲しいなと思ったことがあります。 でも、吸引力の数値や機能としてどこがどう優れているのかはよく分かっていませんでした。

それなのに、みんながいいと言っているので、ダイソンの掃除機がよさそうに見えていたのです。

ダイソンの掃除機をもっているといえば、「いいね!」と言われるでしょう。 高級な掃除機なので、「そんなに高いモノが買えるなんてお金持ちでスゴイ」という見方もされます。

高級品を持つことは、優越感を感じられるという側面があります。 たぶん、人気のアイテムだから欲しいと思っただけで、もし、ダイソンの掃除機が人気アイテムでなければ、スペックだけを理由に、欲しいとは思わなかったでしょう。

しかし、本当はみんなも知っていると思うのですが、無理して見栄の為だけに買った高級品は、「買わなければよかった」という後悔を感じるものです。

生活費に余裕がなくなって精神的にきつくなったり、ひがまれたり、妬まれたり、嫌みを言われたりして、あまり嬉しくなかったり・・・。 本当に欲しくて買ったモノであれば、他人から何を言われても気にならないのですが、見栄などの下心で購入したモノは、そんなにいい気分になれるわけではありません。

なので、高いモノを購入する時には、後で後悔しないように、見栄のために欲しいだけではないか? 本当に必要なモノなのか?をよく考えるようにしています。

ダイソンの掃除機については、結局、少し調べてみたら、付属品がごちゃごちゃついていることや、重たそうなこと、吸引力が強いと引っ張られる力も強いし・・・など、自分にとっては合わない点があり、欲しいとは思わなくなりました。

私の場合、高級品に対して期待値を高く持ってしまうので、調べていくと、デメリットを見つけて、金額程の価値はないかな・・・と思ってしまうことが多いです。 ケチなので、買い物を楽しみにくい損な性格と言えるかもしれません。

でも、だからこそ、よく調べて、「高いけど欲しい!」というモノに出会えることは、私にとっては希少な経験で、そういう商品に出会えるように、モノと向き合っていけると素敵だなと思います。





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