ミニマリストは貯金ゼロ?貯金できなくなった話
作成
無料でお金のシミュレーション ⇒ お金のみらいマップ <<キャンペーン中!>>
毎月もらえる給料が安定しないフリーランスやフリーター。正社員として働いていても残業や業績によって月収が変わるという人も少なくないかと思います。
私も、月収はまちまちなので、減ったり増えたりを経験して、今後どうなるかわからない不安を常に抱えています。
さらに、我が家は、共働きではあるのですが、家計は別々なので、 パートナーが苦しい状況になったら、助けられるのか?共倒れにならないか?という心配もあります。
まぁ、自分が苦しくなった時に、助けてもらえるかも?という安心感も少しはありますが、 我が家の場合は、今までの傾向を考えると、あまり期待はできないんですよね・・・ その理由は、後半で話すとしまして・・・
収入減少や経済の縮小のリスクを感じる時、夫婦で 「貯金についてどう考えているの?」という話をしたところ、色々と思うことがあったので、ご紹介いたします。
貯金をしたくないという価値観
私たち夫婦は子供はおらず、持ち家もないけれど、ローンもなし。 共働きで、別居をして、それぞれ好きなように暮らしています。
夫婦というよりは、一人暮らしに近いちょっと変わったパートナーシップの形です。
大家族だったり、背負っているものが多い人に比べると、心配事は少ないかもしれませんが、 自分一人分の生きていくこともそれなりに大変なご時世ですよね。
ということで、 これから収入が減っていったり、不景気が加速していったりするかもしれないけれど、 「もう少し節約を考えて生活を小さくする?とか、 やりたくない仕事かもしれないけど稼ぎが増える仕事を増やしたほうがいいか?とか、どんな風に考えているの?」と 夫にやんわりと聞いてみました。
すると、なんと、「そんなに貯金したくない」とのこと。
「貯金をしたいけどできない」という人は、ネットなどでもよく見聞きするので、たくさんいると思いますが、 収入を得ることが難しくなったりしている社会状況で、 これからどんどん収入が減っていくと思われる老後に片足突っ込んだ年齢で、 それでもなお、そんなに貯金をしたくないと思うとは・・・
人の価値観は、極限の状況に近づくほどに、極端になっていくこともあるのだなぁと 目の当たりにしました。
貯金をするリスク
私の価値観としては、「不安だから貯金をしておく」という気持ちがありますが、 「不安だから、今のうちに好きな事をしておく」という価値観もあるんですよね。
先の不安を考えると、 限られた時間を、将来に備えた貯金の為に使うことは、もったいなくてできない。 自分にとっては、貯金の為に今の時間を使うことは「リスクそのもの」だそうです。
なるほど・・・と。 本当に、世の中色々な人がいて、色々な考え方がありますね。
ちなみに、この夫との価値観の違いは、今までに何回も話し合ったり、 大喧嘩をしたりを繰り返して理解できているので、 「違う考え方だね」ということで落ち着いています。
といっても、貯金もまったくのゼロではなく、 私にとっては、「え!それじゃ少ないでしょ?」と思う額ですが、してくれています。
なので、今に始まった問題ではありません。
ミニマリスト的必要最小限の貯金
それで、今までは、家族単位でみると少ない貯金で不安だけど、 仕方ないから、自分は自分で満足できる貯金を貯められるように頑張ればいい。 と思うようにしていましたが、 長年、この価値観に触れていると、多少影響されてしまうのか?
持ち物を減らして、私ってミニマリストだなぁ?なんて、気に入っている自分よりも、 よっぽど、ミニマリスト的な考え方を貫いているなぁという事が、 じんわりと、私の思考の中にしみこんでくるような感じを受けました。
私は、自分の事をかなりの心配性だと認識していて、 「石橋をたたいても渡らない」程なので、
貯金は少なめで大丈夫。貯金をしたくないという価値観に変わるなんて、ないだろうと、今は思っています。
でも、もしかしたら、考え方って変わるかもしれない・・・。 そんな思いが、ちょっとだけ深まったような気が、するようなしないような・・・。
以前は、「貯金をしたくない」という考え方を聞いて、 烈火のごとく怒りが込み上げてきたりもしていましたが、 今回、怒りは感じないようになった自分の心境の変わり様について、 「何を必要とするか?」という価値観の変化の大きさと強さを感じました。
持たなくても少なくても大丈夫
夫は、貯金をしたくないといっても、高級品を沢山かってしまうとかではなく、 自分の好きな事をして自由に過ごしたいという事が一番の優先事項のようで、 その考え方は共感します。
それで、貯金が少なくてもいいと考える根底にあるのは、 足りなくなっても生活保護などの国の制度があるから大丈夫というところにあるようです。
まぁそれはそうなんですけど・・・
私は、お金が無くなっても生活保護をもらえるかどうかわからないと心配してしまいます。
ですが、働き口の全くない老人で、資産も財産もなにもなければ、助けてもらえないなんてことはないだろう。
要は、自分がまったく何も持たない人になる事がこわい・・・というところが不安の本質なのだと思いますが、
夫はそういう恐怖が少ないタイプみたいです。
つまり、「持たなくても大丈夫。少なくても大丈夫。」ということ。
少ない事の不安と向き合う
私は、疑い深いので、財産をなくしまったら、本当に国は助けてくれるのか?と 信用できない恐怖心があるので、余裕をもって貯金をしておきたいと思ってしまうのですが・・・
この心が、余計なものを手放せない元凶なのかもしれません。
私の気が変わって、「持ち物は少なく、貯金も少しだけ。必要最低限でいい」なんて、思う日が来るのか?どうなんでしょうか・・・?
まぁ実際問題として、貯金って、 大半を使わずに「もっているから安心」という為だけの存在という側面はあります。 お金を使ってモノやサービスに変えなくても、心に気持ちの変化をもたらすという役割を果たしているので、この事を、使っているとも言えるとは思います。
でも、その額が少なくても大丈夫と思える方が、人生のコスパはよいでしょう。
実際、想定外に手持ちのお金が減ってしまったり、収入が減ってしまったりという人もいるかと思いますが、なんだかんだ何とかなっているという現実もあるのではないでしょうか?
貯金は大事ではありますが、必要な額や何にどのようにお金を使っていくのか?貯金をするために時間をどのように使っていくのか? リアルに危機にさらされている今だからこそ 改めて考えてみるのに、いい機会かもしれません。