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卒婚のメリット&デメリットと卒婚が意味するもの

結婚指輪

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私は結婚10年目くらいから徐々に卒婚のような状態となり、準備期間も含めると5年以上は卒婚をしています。
卒婚の意志はどうやって示したらいいの?準備はどうする?

夫との別居による卒婚生活も慣れてきて、今のところ快適に過ごしているので、卒婚のメリットとデメリットおよび、卒婚とは何を意味するのかということについて考えてみました。

卒婚のデメリット

まずは、卒婚のデメリットについて、私が感じているのは以下の点です。

  • 別居によって生活費がかさむ
  • 貯金がしずらい
  • 緊急時に連絡がつかないことがある
  • お互いへの興味が薄れる

それぞれについて詳しく説明すると

別居によって生活費がかさむ

卒婚によって別居をすると家賃と光熱費が2倍かかります。

生活用品も2倍必要なので、あまり贅沢はできないと言えるかもしれません。

でも、考え方によっては、単身赴任の人や、学生の子供が一人暮らしをしているのと同じことです。

料理をあまりしないのであれば、調理器具をあれこれそろえる必要もありませんし、今の時代、ネット通販や100円ショップなどで安い生活用品が簡単に手に入ります。

単身者向けの狭いけど安いワンルームマンションもたくさんあるので、しっかりと探せば、びっくりするような高額になることはありません。

貯金ができにくい

お互いの生活状況について関与しない部分が増えるので、ついつい無駄遣いが増える傾向にあります。

毎月決まった額の貯金を必ずするようにすればよいのですが、私たち夫婦は自営業ということもあって、コツコツ貯金ができていません。

卒婚を機に、お金に関しても自立した考えを持つようにして、老後の貯金はそれぞれが自分で用意する考えが必要です。

緊急時に連絡がつかないことがある

これは私の夫だけかもしれませんが、昔から携帯がつながらないタイプの人なのです。メールやLINEの返事も遅いので、優先順位を下げられているとムカツクこともしばしば・・・。

特に、急いで確認したいことがある時などは、何回も連絡をする羽目になるので消耗します。

「もし私に命の危険があった時でも助けてくれないの?」「家で倒れていても見つけてもらえないの?」と思ったこともありましたが、諦めました。

一人暮らしをする以上、不慮の事故のリスクはありえます。

どんなに頻繁に連絡を取り合っていても、たまたま3日連絡しない間に・・・ということはありえます。

これは、卒婚や別居に限ったことではないかと思います。

お互いへの興味が薄れる

日々どんなことをして、何を考えてという何気ない日常の積み重ねがなくなることで、少しずつお互いへの興味が薄れていきます。

別居したての頃は、何を食べているのか?何時頃起きているのか?洋服はちゃんと洗っているのか?など気になることがたくさんありましたが、今はほとんど、どうでもいいことになっています。

冗談半分でよく「夫というよりは、親戚のおじさんみたい」といったりしています。

夫であれば、細かいことがいちいち気になりますが、親戚のおじさんくらいの距離感であれば、毎日何を食べてどんな生活をしていようが気になりません。

男性はいちいちうるさいと思っている人が多いかもしれませんが、女性としては、世話を焼く相手がいなくなって寂しく思う人がいるかもしれません。

でも私は、お互いへの興味の薄れをいい意味でとらえて、相手にぐちぐち言っていた分を自分の事に向ける時間とするようにしています。

自分磨きや自分の仕事であれば、上手くいかないのは自分のせいなので、努力するのみです。

夫も自分のために頑張っていると信じて、自分は自分の事を頑張って自立していきたいと思っています。

卒婚のメリット

笑顔の女性

卒婚のメリットは、「自由に好きなことができる」ということに尽きます。

私が今の卒婚生活で気に入っていることは、以下のようなことです。

  • 好きな時間に好きなものを食べられる
  • 家事がラク
  • 睡眠を阻害されない
  • モノの出しっぱなしなどがない

些細なことばかりですが、これらによって、暮らしはかなり快適になりました。

つねにリラックスした状態で過ごせるので、イライラすることがほとんどなくなりました。

基本的に、他人と生活を共にするということはストレスがたまります。

たまには掃除をして。使ったお皿ぐらい洗って。またその服着ていくの?寝ようと思ったのにドタバタしているのが気になって寝れない。イビキがうるさい。夕飯は家で食べるって言ってたのに・・・。

こういったことの積み重ねで、心は疲弊していきます。

これって、解決するのは難しいんですよね。専業主婦と外で稼いでくる夫というように分業が上手くいっていれば、家の事は我慢しようと思えるかもしれませんが、共働きとなると割り切りことは無理があります。

でも、一人で暮らせば、こういった生活のささいなイライラはすべてなくなります。

自分の好きなように暮らせるというのが、卒婚のメリットです。

ただし、自由な生活には責任が伴います。

不摂生をして体を壊すのも自己責任。健康が大事だと思うなら自分で栄養を考えて、自分で手間暇かけて丁寧な食事をするしかありません。

また、家電が壊れたとか、高いところのものが取れないなど、ちょっとくらい困ったことがあっても、すぐそばにパートナーがいるわけではないので、自分でできることは自分でやる気持ちが必要です。

常にぐうたら生活をできるわけではありませんが、自分の判断で好きな生活をし、自分の人生を生きられることは、大きな幸せを感じます。

卒婚が意味するものとは?

社会の人々

卒婚生活をしてみて、同居結婚時の自分は、パートナーに依存している部分が大きかったことに気がつきました。

だらしない夫の世話をしているつもりでしたが、自分ができていないことが鏡のように目につき、勝手にイライラしている部分があったように思います。

卒婚別居をして実感したのは、自立して生きていくことの難しさです。

40代以上となると、老後や寿命についても考えますが、協力して結婚生活を送っていたとしても、パートナーがいつ死んでしまうかもわかりません。

そうなった時に、今の自分はその後の人生をちゃんと生きていけるのだろうか?

仕事・貯金・友人・近所の人間関係・趣味・生活環境・健康などなど、自分一人では、ちゃんとできていないことだらけでした。

「もっと自立しなくてはいけない。」

パートナーに文句を言ったり要求したりする以前に、もっと自分のことをやるべきではないか?

私が自立できていなかったことが、卒婚という生活スタイルになった原因の一つだと思っています。

もちろん、夫の自分勝手な面やお互い自我が強すぎるといったことなどが重なって、私たちにとっては卒婚というスタイルが今はちょうどいいということです。

卒婚とは、なれ合いによって依存しあっていた夫婦が、お互い自立して自分の人生を歩むきっかけを意味するのかもしれません。

私は、精神的にも社会的にも、まだまだしっかりと自立できていないことに気づいたので、目標に向かって邁進中です。

今は、「自分らしく後悔のない一日一日を過ごしたい」と思っています。



卒婚のメリットデメリットは人それぞれですし、様々な卒婚の形があります。卒婚に興味がある方は、芸能人の卒婚事情も参考になります。
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