減らしたのにまた増えてしまう…人間が物を増やしてしまう不都合な心理
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「よし、今度こそ大掃除をして部屋をすっきりさせるぞ!」と意気込んで、大量の不用品を処分したはずなのに……。
数ヶ月後、気づけば部屋はまた以前と同じように物であふれかえる。
「なんで私、またこんなに物を買っちゃったんだろう……」と、ため息をついた経験はありませんか?
一生懸命片付けたのに、いつの間にか物が元通り(あるいはそれ以上)になってしまうのは、あなたの意思が弱いからではありません。実は、人間の脳や心に深く刻まれた「ある不都合な心理」が、密かに働きかけているからなんです。
今回は、物を減らしてもまた増やしてしまう人間の不思議な心理と、その罠から抜け出すヒントをご紹介します
1. スペースができると、脳が「まだ入る!」と錯覚する
部屋のなかにぽっかりと余白のスペースができると、なんだかソワソワした気持ちになりませんか?
人間心理には、空いているスペースがあると「もったいないから、何かで埋め尽くさなきゃいけない!」と無意識に感じてしまう不思議なクセ(空間埋めの法則)があります。 せっかく収納棚をすっきり片付けたのに、「ここにちょうど入るサイズの可愛いカゴを見つけたから買っちゃおう」と、スペースがあることを口実にして新しい物を迎えてしまう。これが、物が再び増えてしまう大きな原因の一つです。
2. 心の穴やストレスを「買い物」で埋めようとする
仕事で嫌なことがあったり、なんだかモヤモヤして疲れていたりするとき、「よし、ネットショッピングでご褒美を買っちゃおう!」とポチッとしたことはありませんか?
物を買う瞬間、私たちの脳内では「ドーパミン」というワクワクする快楽物質がドッと分泌されます。つまり、物そのものが欲しいというよりも、「買い物をすることで一時的にストレスや心の隙間を埋めたい」という心理が働いているんです。
心の疲れが根本から解決していないと、いくら物を捨てても、また別の物を買って心の穴を埋めようとするループから抜け出せなくなってしまいます。
3. 「いつか使うかも」という不安と損失への恐れ
「これを手放したら、二度と同じものに出会えないかもしれない」
「いつか急に必要になったとき、買い直すお金がもったいない」
そんなふうに、将来への不安や「損をしたくない」という気持ち(損失回避バイアス)が強すぎると、物を減らしたあとの反動で、逆に身の回りを固めようとしてしまいます。
安心感を得るために物を溜め込もうとするのですが、結果的にその物たちに管理の手間やエネルギーを奪われ、かえって心も部屋も重たくなってしまうという矛盾が起きるのです。
まとめ:物を減らす前に「自分の心と向き合う」ことが大切
「減らしたのにまた増えてしまう」というときは、収納のテクニックを学ぶよりも前に、「自分がどんな心理でそれを買おうとしているのか」に気づいてあげることが一番大切です。
「あ、今ストレスが溜まって買い物で発散しようとしているな」
「スペースが空いたからって、無理に埋めなくていいんだよな」
そんなふうに自分の心にちょっとブレーキをかけてあげるだけで、無駄な買い物のスパイラルからスッと抜け出すことができますよ。
今日から、物だけでなく「心のクセ」にも目を向けて、すっきり軽やかな毎日を手に入れていきましょう
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