【昭和世代】昭和世代の価値観／もう古い！今は通用しない昭和の価値観5選

作成 2024年4月25日

昭和時代の価値観が完全に通用しなくなったわけではありませんが、時代の変化や社会の進展によって、一部の価値観は変化したり、重要性が薄れたりすることがあります。

そこで、通用しなくなってきている昭和世代の価値観についてご紹介します。

男女の役割分担の固定観念

昭和時代には男性が家庭外で働き、女性が家庭内で家事や育児を担当するというイメージが一般的でした。しかし、現代では男女の平等やジェンダーの多様性が尊重されるようになりました。

例えば、女性が社会でのキャリアを積むことが当たり前となり、男性も家事や育児に参加することが求められるようになりました。昭和の価値観では考えられなかったような事例として、女性が企業のトップや政治家として活躍することが挙げられます。

昭和時代には一つの企業に入社し、そのまま定年まで勤め上げる「終身雇用」が一般的でした。しかし、現代ではグローバル化や技術革新によって企業の競争環境が厳しくなり、終身雇用制度は崩れつつあります。

多くの企業が非正規雇用や派遣労働を増やし、安定したキャリアパスが描けない状況になっています。例えば、昭和の時代には考えられなかったような大手企業のリストラや倒産が、現代の経済環境下でしばしば見られます。

昭和時代には、障害者に対する社会的な偏見や差別が一般的でした。障害を持つ人々は、社会から排除されたり、就労機会が与えられなかったりすることがありました。

しかし、現代では障害者の権利が広く認識されるようになり、バリアフリーの推進や雇用の促進など、様々な取り組みが行われています。例えば、障害者を対象とした雇用枠が設けられ、企業が積極的に障害者を雇用する取り組みが広がっています。

昭和時代には、学歴が人生や社会での地位を左右する重要な要素でした。しかし、現代では学歴だけでなく、能力や経験、人間性なども評価されるようになりました。

特に、IT技術やデジタルマーケティングなどの分野では、実務経験やスキルが重視される傾向があります。例えば、大学を卒業せずに独学でプログラミングを学び、そのスキルを活かして起業する人々が増えています。

昭和時代には、多くの家庭が3世代や親戚一同で暮らす「大家族」が一般的でした。しかし、現代では核家族化が進み、親と子供だけで生活する「核家族」が増えています。

これにより、高齢者や孤独な人々の孤立や孤独感が増大しています。例えば、高齢者が地域や社会から孤立し、誰とも交流を持たずに生活することが増えています。これに対処するために、地域コミュニティや福祉団体が様々な支援活動を行っています。

ご紹介したように、昭和時代の価値観が現代において通用しない場面は増えてきています。

ですが、昭和の価値観が完全に無意味になったわけではなく、昭和世代など一部の人々や地域では今も尊重されていて、中には根強く残るものもあります。

なので、臨機応変にその場やその時の価値観をくみ取って対応するのがよいかと思います。時代の変化に合わせていく事は難しいですが、取り残されないようように自分自身をアップデートしていきましょう。