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【一人暮らし生活費】老後一人暮らしの生活費をミニマムでシュミレーションしてみた

生活費用

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老後の生活費って気になりますよね。

あまり先のことを考えても、不確実性が高いので意味はないとわかっていますが、最低限いくらあれば大丈夫なのかを把握していると、今の安心につながります。

とくに、ミニマリストという生活スタイルを知ってからは、「かなり少なくても大丈夫なのではないか?」という好奇心があります。そこで、老後一人暮らしをする場合の生活費についてシュミレーションしてみました。

老後一人暮らしの生活費試算

一人暮らしの老後の生活費をミニマムバージョンで試算してみた結果が以下です。

食料20,000円
光熱・水道13,000円
保険医療など10,000円
交通・通信12,000円
教養娯楽およびその他10,000円

合計65,000円です。

これより少なく抑えようとする場合、

  • 冷暖房をつけないようにして我慢する
  • 痛いところがあるけれど病院に行かない
  • 娯楽はすべて無料でできることにする

などの、「我慢」が必要になってくるかと思います。少しの期間我慢することはできますが、何十年もそれを続けるのは、難しそうなので、この金額は、一つの目安になるのではないかと思います。

ちなみに、2017年現在、国民年金の満額支給額は、年額779,300円(月額64,941円)とのことです。

年金支給額はどんどん減っているので、自分がいくら受け取れるかはわかりませんが、老後生活費が月額65,000円に抑えられるならば、ちょうど賄えることになります。

老後の食費は削れる?

ごはん

食費については、歳をとると食べる量が減ると思われますが、少量でもいいお肉を食べたいとか、調理が大変なので総菜やレトルト品が増えるとか、激安スーパーに買いに行くのが大変なども考えられるので、相殺すると、それほど安くはできないかもしれません。

でも、なるべく自炊をしたり、時間はあるのだから栽培したりすることで、月2万円程度には抑えられると考えています。

老化によって、歯がどのくらい残っているかとか、病気によって食べられるものに制限がないかなどによっても変わると思いますね。

でも、なによりも大事なのは、「食べることは、生きる楽しみの一つ」ということでしょう。

あまり切りつめすぎず、健康的な粗食で満足できるように、日頃から食べすぎないようにしておくことがよいと思います。

老後も光熱・水道費はあまり変わらない

住む場所によって水道代にかなりの差があることは有名です。水道施設や人口によって変わるようですが、水道代を理由に住居を決めるわけにもいかないので、無駄遣いをしないようにするくらいしかやりようがありません。

歳をとって減ると思われるのは、お風呂の水の量です。

老齢になると新陳代謝機能が衰えてくるので、あまり汗をかかなくなり、お風呂に入るのは、2,3日に1回位でよいのではないでしょうか。

なので、水道代は、若い世代に比べると少し減るのかもしれません。

一方、電気代は、むしろ少し増えるではないかと考えています。

寒いとか暑いを我慢しすぎるのは健康上良くないですし、高齢になると、熱中症などは命の危険にかかわる一大事です。

クーラーや暖房を使って、快適な温度で暮らして、健康を維持することで、なるべく病院にかからないですむようにするのがよいと思います。

電気代は、契約アンペアを下げると基本料金を安くできますので、あまり広い家に住まないようにして、一度に必要な電気の量を抑えることも、節約術の一つです。

また、あくまでも未来予想図ですが、太陽光発電技術が発達して各家庭の電気は自家発電で賄えるとか、格安の自然エネルギーが登場して電気代が安くなるなどの変化がおきた場合、電気代に関する心配はなくなるかもしれませんね。

歳を取ると保険医療費は高くなる?

病院スタッフ

保険医療費は、1万円未満となっていますが、通院するだけが保険医療費ではないので、実際はもっとかかるのではないかと考えています。

腰が痛いので整骨院でマッサージしてもらうとか、栄養補助のサプリメントや青汁を飲むとか、温泉に通うとか・・・。

おそらく、ちょっとした不調や体力の衰えなどは、歳をとれば誰でもあるでしょうし、健康が一番の関心ごとになるようです。

被服費や家具よりも、体のことが一番お金をかけたい部分になるのではないでしょう。洋服は、温かいインナーなんかは必要だと思いますが、おしゃれという意味では、ほとんど買わない気がします。

ということで、家具・家事用品と被服及び履物と保険医療費の合計で月に1.5万円くらいでしょうか。月に1万円程度におさめられれば理想的な感じだと思います。

ただし、病気やけがは注意していても突然降りかかってくるものです。長い治療が必要になると、保険医療費は一気に跳ね上がるので、この部分は、もしもに備えて余裕をもってみておきたい費用かと思います。

老後の娯楽や交際費は人それぞれ

老人になった時に、一人で楽しむ趣味に没頭するのか?人との触れ合いを求めるようになるのか?この違いによって、掛かる費用が大きく変わってくるのではないかと思います。

何十年も長い老後の期間の内、旅行に行ったり、仲間と語り合ったりということが楽しい時期もあれば、読書をしたリ音楽を聴いたりというお金がかからないことに思いっきり時間をつかいたい時期もあるでしょう。

贅沢な遊びをすれば、お金はいくらでもかけられるでしょう。

でも、無料で楽しめることをして過ごせれば、限りなくゼロ円にすることもできると思うのです。

今現在の自分の生活を考えてみても、仕事が忙しいときには、娯楽費なんてほとんどかかりません。

1回旅行に行けば、数万円が飛んで行ってしまいますが、日帰りのお出かけや、近所を散歩するなどでお金をかけずに楽しむ方法もあります。

なので、出費が多いときと少ない時をならして、月平均1万円くらいに抑えられるのではないかと考えています。

老後の住居費用は大きな問題

食費など生活の変動費が月65,000円で抑えられて国民年金の支給分で生活がしていける場合、残る問題は、住居費のみとなります。

年金が支給が始まる65歳とか70歳の時に、持ち家があって、死ぬまで20~40年間くらい住み続けられる家であれば、なんとか持ちこたえられるでしょう。

でも、これがくせものです。

戸建て住宅を購入した場合、老人になって掃除や手入れをして住むことができるのか?田舎に住んだ場合に病院が遠いなどの不便がないか?マンションの高層階で生活に支障をきたすことはないか?など、歳を重ねた時に住みづらさが露呈するかもしれないからです。

例えば、私も20代の頃までは、階段で3階や4階まで上がることに全く苦痛を感じませんでしたが、最近は、歳をとったら大変だろうなぁということの想像がつくようになりました。

歳をとらないと分からない不便さというものがあると思うのです。

それは、時代とともに変わることもあるので、今、どれだけ予想しても、現実には想像していなかった問題点が現れるかもしれません。

なので、老後は家賃がほとんどかからない住居を用意しておくとか、毎月の家賃を払えるような財産を作っておくとか、安く住める住居を探しておくとかが必要になるでしょう。

今、日本では空き家問題が大きくなってきています。「老人でも住んでくれるなら無料でどうぞ。」なんていって、住居が提供されるようになれば心強いですが、どうなるかわかりませんね。

お金がたくさんあれば、コンシェルジュ付きで看護師がついていて食事の用意もしてくれる個室のマンションで暮らすこともできるでしょう。いくらになるのか想像もつきませんが・・・。

住居の手配ができない場合でも、格安の賃貸アパートを探す方法はあるでしょうし、ワンルームの中古マンションは数十万円から販売されています。

多少の貯金があれば、どこかしらに住むことはできるのではないでしょうか。

老後は一人暮らし想定をしておくと金銭面で安心

一人暮らしの老人が増えていますし、二人暮らしのほうが一人当たりのお金はかからないので、老後は一人暮らし想定で考えておけば金額的に安心できると思います。

で、まずは、平均的な数値を調べてみました。参考にしたのは以下です。

総務省統計局が報告している「2017年4~6月期家計調査報告(家計収支編)

1世帯当たり1か月間の支出は以下の数字とのことです。

女性34歳まで130,006円
女性35~59歳178,469円
女性60歳~140,899円
男性34歳まで162,323円
男性35~59歳176,743円
男性60歳~144,706円

固定費としてかかる家賃に、変動費の光熱費、食費、被服費、医療費、娯楽費、交際費などを含めた金額です。

この数字には住居費も含まれていて、住居費が一番高いのは、女性の35~59歳までの25,914円。一番低いのは、女性の60歳以上の10,885円です。

平均値なので、持ち家の人がほぼゼロ円になることで、この数字が出てきているのでしょう。

賃貸住宅や老人ホーム的なところに入るとすると、月額5万円~20万円位かかると思いますので、そこが一番の問題になりそうですが・・・。

とりあえず、住居費以外の食費などについては、ミニマムで10万円あれば、やっていけそうです。おそらく、うまくやりくりすれば、8万円ぐらいでも大丈夫な気がします。

ちなみに、女性60歳~の出費の内訳は以下の通りです。

食料33,554円
光熱・水道12,467円
保険医療8,848円
家具・家事用品5,765円
被服及び履物6,178円
交通・通信12,745円
教養娯楽16,868円
交際費17,834円

老後生活費は意外と抑えられる

不安を考え出したらきりがありませんが、老後生活費を抑えようと思った時、元気で健康であれば、平均的な支出よりもかなり落とすことは可能なようです。

お金の知識を身につけて、「自分にとって必要最低限の生活はいくらかかるのだろうか?」ということが分かっていると、老後の生活費の心配が少なくなりますね。

いずれにしても、生活をミニマムにしておけると安心です。





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